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販売士になるためには

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販売士資格試験の概要

販売士の資格を得るための「販売士検定」は、商工会議所により実施される国家資格であり、1〜3級までに分かれていることはこれまでに話した通りです。受験にあたって必要な免許や資格などはなく、また、1〜3級までのどの試験を受けるかについても、受験者の自由となっています。

受験料はそれぞれ3級が4000円、2級が5100円、1級が7140円となっており、試験形式は、3級がマークシート方式による選択問題、1、2級はそれに加え客観式選択問題と記述式問題、そして約10分前後の面接試験が加えられます。申し込み方法などは、各地の商工会議所、また、試験場によって異なるので、試験日の約二ヶ月前を目安としてその都度確認する必要があります。

販売士資格試験内容 1〜3級までの全体的な評価

販売士検定の試験内容は、1〜3級までとで若干異なりがあるものの、やはりその内容の多くは販売、経済、経営、マーケティングに基づいたものであり、販売士という名のビジネスマンとして、十分な知識が求められます。

試験の出題内容もその範囲はかなり広く、販売員としての販売技術や商品知識はもちろん、管理者としての指導養成、仕入れ技術と管理、また、1級販売士となると経営者としての知識、経営やマーケティング、経営計算、組織と人事管理などの知識も求められてきます。もちろん1級の試験内容がもっとも広範囲に及ぶわけですが、いずれにせよ専門家としての専門的な知識と、技術者としての能力を問われる内容となっているので、プロ意識を持って受験する必要があります。

販売士資格試験内容 1〜2級の特徴と内容について

では、販売士検定の試験内容について、もう少し掘り下げて触れてみましょう。まずは1級と2級の試験内容ですが、1級がもっとも広範囲に及ぶ試験内容であることは前項でも述べた通りです。

2級での主な試験範囲が「指導養成」「仕入れ技術と管理」「商品知識」「販売技術」「販売事務管理」「常識」そして「面接試験」となっているのに対し、1級はそれに加えて「経営とマーケティング」「経営計算」「商品計画」「在庫管理」「市場調査と立地分析」「組織と人事管理」「販売計画と管理、情報化」などが出題範囲となります。

また、面接試験ではそれぞれ身だしなみや態度、言葉遣い、説明の仕方、指導力などが判断され、1級においては表現能力、説得力、問題意識などが試験合否の判断の材料とされます。

販売士資格試験内容 3級の特徴と内容について

さて、次に販売士検定3級の試験内容ですが、こちらは販売士としてもっとも基本的な部分となる「常識」をはじめ、「販売技術」、「商品知識(商品に関する共通知識、商品別知識)」、販売事務管理、接客マナーなどが試験の出題範囲となります。「商品知識」の内の「商品別知識」においては、自分が希望する商品分類を一つだけ選択して、そこから回答する形となります。これらは販売士として最低限必要である知識が基本となっているので、販売士検定1級、2級を受験しようと考えている場合でも、3級試験の内容については十分に理解、把握しておく必要があります。また、1、2級では面接試験があるのに対し、3級試験では面接試験を実施しない筆記試験(マークシート式)のみとなります。

それぞれの合格基準

販売士検定1〜3級までのそれぞれの科目は共通で100点を満点とし、1級試験では全8科目、2、3級では全5科目から出題されます。合格基準として各々共通するのは、全科目の平均点が70点以上であることと、50点未満の科目がないことの二つです。つまり、他のどの科目を満点でクリアしたとしても、一科目だけ50点未満のものがあれば不合格とされます。

出題は全てマークシート方式で行われ、3級試験では各科目30分、計150分の制限時間が設けられており、2級試験では20分の休憩を挟み各科目40分、計200分の制限時間が設けられています。1級試験においてはタイムテーブルが提示され、それに従った試験スケジュールが実施されますが、目安としては朝の9:30〜夕方16:30までと、一日がかりの試験となるので、体調管理にも気を配りたいところです。なお、試験科目免除を受ける場合は、この限りではありません。また、制度見直しなどにより試験内容が変更される部分もあるので、受験の際はその都度詳細を把握しておきましょう。

販売士3級を足掛かりに!

さて、試験については大体のところをお分かりいただけたかと思いますが、試験科目の一部免除についてもお話しておきましょう。各地の商工会議所が実施する「3級販売士養成講習会」、または日商指定の通信教育機関による「養成通信教育講座」を修了している場合や、財団法人全国商業高等学校協会が主催する「商業経済検定試験」の所定の科目に合格している場合は、直後二回分の販売士3級試験において筆記試験科目の一部が免除されるという制度があります。

免除される科目はそれぞれの状況に応じて「販売、経営管理」、「マーケティング」であり、最大で二科目が免除されます。特に科目免除については販売士3級試験受験者にとって有利な武器となるので、上手に利用していきたいところです。